【おすすめライトノベル_01】ようこそ実力至上主義の教室へ(よう実)

こんにちは、とびすけです。

ここでは、個人的におすすめできるライトノベルを紹介していきます。

ラノベって堅苦しくなく、説教臭くなく、いい意味で文学とは異なるので、肩の力を抜いて読めるのが魅力ですよね(^^)/

ただ、読みやすくて中毒性もあるため、睡眠時間が削られることも多々ありますが・・・
とにかく、タイトルを見ていただいたらわかるようにシリーズ化して紹介していきますので、皆さんのご参考にどうぞ!

ここではネタばらしせずに、あくまで取り上げたライトノベルについて、

  • どんな方に読んでほしいか
  • 基本情報
  • あらすじ
  • ポイント

という部分を紹介していきます。
☆の数での評価ではなく、「こんな方に合うよ」という勧め方をしています。

それでは、どうぞ!

こんな人に読んでほしい!

さっそく、この本にハマりそうな方の特徴を一通り挙げてみました!

ゲーム理論が好きな方

まず、「よう実」を好きになるであろう方は、

  • ライアーゲーム
  • デスノート

のような作品、つまりゲーム理論が大好きっ!という方ですねw
つまり、決められたルールの中でお互いの考えを読み合い、裏をかきながら、時には同盟を組んで、自分の利益を最大化しようと頭脳戦を繰り広げる、といったシナリオに興味ある方にはドはまりすると思います。

こういった小説でよく使われる手法として、叙述トリックがありますね。

ストーリーの組み立て方や文章の書き方で読者を欺くトリックです。

この小説はミステリーではありませんが、それでも巻末でのどんでん返しがあります。

私がお勧めする理由の一つが、そのどんでん返しの鮮やかさです。

”あー、そうだったのか、なるほどね”と思わず唸ってしまうことでしょう!

俺TUEEEに興味ある方

この主人公、とにかくスペック高いです。

学力、判断力、分析力、思考力など、賢さについては”す、すごい”としか言えません。しかも高校一年生です。

さらに身体能力、格闘術、護身術なんかもひと通りマスターしています。かじった程度、ではありません。マスターしてます。

何をしてきたらそんなスペックに育つんだよ、とツっ込まざるを得ないほどです。

でも、ちゃんと弱点もあります。

まずはコミュ障なところ。人との接し方が下手という意味ではなく、理解していません。

さらに、少なくとも顔面偏差値は中の中のようです。(文面からそう判断できる。)

なので、フルスペックか?と言われるとそうでもないわけですが、それでも完璧超人ではあります。

まぁ、中二病感満載の必殺技とかが出るわけではないんですが、頭脳戦を繰り広げるストーリーが中心となっているので、上記のスペックで十分最強というわけです。

なので、俺TUEEE系が好みの方にも読んでいただける作品です!

基本情報

基本的な情報をサクッと紹介します!Wikiに詳しく記載されているので、ここでは僕なりにまとめました。

  • 刊行:2015年5月(2020年11月現在:17巻)
  • 著者:衣笠 彰梧(きぬがさ しょうご)
  • イラストレーター:トモセシュンサク

著者はゲームのシナリオライター出身です。

ライトノベルというと「なろう系」に代表されるように小説投稿サイトで多くの人に読まれた作品が出版会社の担当者の目に留まり刊行されるという流れをイメージされる方も多いかもしれません。

ただ、こちらはそうではなく、もともとシナリオライターとして仕事をされていた方が書いていることもあり、多くの「なろう系」作品と違い、登場人物の設定、プロット(構成)がしっかりと考えられているため非常に読みやすいです。

実際、生徒だけでも1学年に4組(150名程度)あり、それが3学年(450名)という高校が舞台であり、もちろん学年が変わるごとに入学と卒業があり入れ替わります。さらに教員を合わせればそれ以上です。

さすがに一人ひとりに人物設定をしているわけじゃないんですが、それでもストーリーが進むにつれて頭脳戦に関与する人物は増えてきます。

この作品が素晴らしい理由の一つは、そうした登場人物の個性がそれぞれ特徴的であり、かつその人物の過去の設定も丁寧に描かれているところです。そして、そうした過去がストーリー上の重要なポイントになります。

いわゆる「モブキャラ」がほとんどいません。

そして、そうした個性溢れる多くの登場人物がトモセシュンサク先生によりイラスト化されて、さらに没入感を高めてくれます。

おそらく、数巻読み終えたころには推しメンがいることでしょう( *´艸`)

あらすじ

主人公は高校に入学したばかりの綾小路 清隆(あやのこうじ  きよたか)。この高校の最大の特徴は、卒業すれば希望の進学先、就職先のどこへでもいけることです。ただし、1学年4クラス(AからD)のうち、その特権を得られるのは最も優秀なクラス(=Aクラス)のみです。

入学時のクラス分けは入学試験の結果や中学時代の成績・評価などを基に行われますが、その後の成績次第でクラス順位が入れ替わり、DクラスがAクラスに上がることや、CクラスがDクラスに落ちる仕組みとなっています。

ここがふつーの高校とは違いますね。

また、入学時のクラス分けは決して偏差値や運動能力だけで決まるわけではありません。確かに、優秀な人物はAクラスに多い気もしますし、実際筆記試験の成績はAクラスに軍配が上がります。ただ、試験がすべて学力を試すものとは限らず、総合力という意味ではそれぞれのクラスに大きな差があるわけではありません。

順位の入れ替えの仕組みについては省略しますが、簡単に言えば学校側が用意する”特別試験”を他クラスよりもいい成績で終えること。そして、その試験の一つ分が1巻分のようなイメージです。

試験自体は、単純な筆記試験や身体測定というよりも、それらを一ひねり、二ひねりした試験で、そこにはクラス単位や個人単位の駆け引きが入る余地があり(=これがこのラノベの醍醐味)、少しでもお互いが有利に立つために策謀をめぐらします。

さて、入学時の主人公はDクラスに配属されます。

では、ストーリー展開は下剋上に情熱を注ぐ主人公の物語か?というとそうでもありません。そもそも、主人公はAクラスに上がることに興味がありません。どうやらふつーの高校生活をご所望のようです。

ただ、あいにく周囲がそれを許してくれず、多方面に巻き込まれてしまいます。そんな話しです。

策謀によって人を操り、暴力によって人を屈服させる。そんな中で主人公はどのように立ち回るのか?面白いです。

また、ストーリーの展開と共に明かされるいくつもの謎。

  • 登場人物たちはなぜこの学校を選んだのか?
  • 主人公はなぜAクラスにこだわりがないのか?
  • 主人公の高スペックの理由は?
  • なぜある者はリーダーになり、あるものは孤立し、ある者はAクラスに拘るのか

などなど。学校が用意する試験を軸に繰り広げられる頭脳戦と巧妙に張り巡らされた伏線を回収する終盤の種明かしは、読者を最後まで飽きさせません。

また、本編ではあまり語られていない試験以外の日常を描いた短編集も読みごたえがありますし、本編にも深く関わってくるので見逃せません。

まとめ

どうですか、読みたくなりましたか?w

ネタばれや具体的なストーリー内容にはできるだけ触れずに紹介させていただきました。

上記で触れた内容以外で言えば、例えば「恋愛」や「イラスト」という点も本作品の魅力的な部分です。

まとめると、

  • ゲーム理論、頭脳戦が好きな方
  • 一風変わった俺TUEEE系に興味ある方

に読んでいただきたい作品です。

本作品は、

  • 登場人物の人物像が丁寧に描かれている
  • 構成がしっかりしていて最後まで飽きさせない

といった点が優れています。

最後になりましたが、いい点だけ言っても説得力に欠けてしまうと思うので、不満点に軽ーく触れます。

というか、不満点ないです。ないんですが、人によってはマイナス評価になりそうな点に触れますね。

マイナス要素・・・?

  • 試験のルールが結構複雑
    • 頭脳戦がメインである都合上どうしてもこの部分が作品の肝になります。なので作者が最も神経を注いでいる部分かもしれません。序盤の試験ルールはまだ優しいものの、4クラスでの試験や学校全体での試験となるとやはりルールが複雑になり、それを理解するだけでも大変です。
    • でも、試験が終わる前に主人公がどんな行動をとるのか、自分ならどうするか、みたいな考察をする方でなければルールを完璧に理解する必要はなく、進行に従って読むだけで十分楽しめますよ。
  • 登場人物の多さ
    • 登場人物が多い点とその登場人物の設定が細かく描かれている点については触れましたが、やはり単行本の刊行には2、3か月程度かかるため、それぞれを覚えておくことが難しいです。新刊が刊行されて読み始めると、”あれ、これ誰だっけ?”的なことになる可能性は否定できないです。
    • でも、登場人物の個性がそれぞれ際立っているため、誰かと混同したり、忘れてしまうことはあまりないように思います。絶対ないとは言えませんが、、、それはまぁどの作品でも、というところでしょうか。
  • 主人公が必ず勝者ではない
    • 上記でも触れましたが、主人公はAクラスに上がることにあまり執着してません。常に主人公が(圧倒的に)勝つようなストーリーがお好みの方には合わないかもしれません。
    • でも、勝たないことすらも、もしかしたら主人公の計画のうちかも?

こんなところでしょうか?

すでにNetflixでアニメも見れます。活字はちょっとなー、という方はアニメから見始めてはいかがでしょうか?

そうですね~、アニメならまずは3話ご覧になられてはどうでしょう。

もし、このブログから「よう実」にハマった方がいたら是非感想をお聞かせくださいなw

 

とびすけ


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