こんにちは、とびすけです。
いま僕は仕事の関係でベトナムのハノイに来ています。以前までなら、どこの国に行こうともそれほど特別なことではなく、ビザを取得して航空券を取って飛行機に乗れば済む話でした。行先によっては短期ならビザも必要ないですね。
ただ、このコロナ禍では渡航手続きや訪問先の対応が”通常”とは異なります。実際にどのような手続きや対応を取っているのか?という疑問を持つ方もいると思いますので以下でその概要を説明します。
実際僕も渡航前にどんな準備をすればいいかわからずネットで調べてみたのですが、あまり情報がなく困ったんですよね。。。
渡航前の準備
まずは基本的な情報として在ベトナム日本大使館から情報が発信されていますので、そちらをご覧いただければと思います。
https://www.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/20200731nyuukoku.html
現地での手続きが必要となりますので、上記サイトの一番下に記載されている現地の旅行代理店にコンタクトするのがいいかと思います。
僕の場合は仕事でベトナムに渡航したわけですが、必要書類(各種許可証やビザの手続き)の入手方法がよくわからなかったため、同じく現地の旅行代理店にお願いしました。
ビザの取得では現地での許可をもらったあと、日本で在日ベトナム大使館からビザを取得する必要があるのでそちらも覚えておいてください。
また、現地でコロナに罹った場合の海外旅行保険(個人の場合)、あるいは医療費の支払いを保証する書類(業務上の渡航であれば会社がこれを準備)が必要になります。
ベトナムへの渡航が決まり手続きを開始してから、実際に飛行機に乗るまでにおおよそ2か月程度かかりました。最も時間がかかったのは現地手続きですね。途中で何か手違いや二度手間が発生したわけではないので、うまくいっても1か月半はかかると思っていいと思います。
この事前手続きの過程で、隔離期間中に滞在するホテルが決まります。
航空券と搭乗前準備
各種手続きを済ませ、許可証を取得したのち飛行機の予約となりますが、僕の場合ANAの特別便を利用しました。JALでも同様に特別便がありますので以下ご確認ください。
ANA
https://www.vn.emb-japan.go.jp/files/100091689.pdf
JAL
https://www.vn.emb-japan.go.jp/files/100091688.pdf
さて出発日が決まりましたらPCR検査の予約をしましょう。先ほどの在ベトナム日本大使館のサイトには以下のような記載があります。
入国3日から5日前までに発行されたPCR検査等の陰性証明書を取得することを義務付けています。
(陰性証明書の「発行日」が3-5日前であり、検査の「実施日」についてはベトナム政府当局からは特段示されておりません。)
これを見ると2日前に検査を受け、1日前に検査証を受け取れば間に合うように読めます。
ただし、僕の場合ベトナム側から出発日の2日前に電子ファイルで送付してくれと言われたので、4日前に検査を受け3日前に陰性証明書を受領し2日前にベトナム側へPDFファイルを送付しました。この部分は現地側の手続きを担当する方とよく確認したほうがいいです。また、必ず英文の陰性証明書を発行しましょう。
入国の24時間前からオンライン健康報告というものをやらなければなりません。こちらは、オンラインなのでスマホやPCを使った手続きです。パスポートの記載事項や現地での連絡先等を記入し、今の健康状態を報告します。健康であれば基本的に”No”を選択するだけです。僕は搭乗前のロビーで行いました。
こちらのオンライン健康報告書と同じ内容のものが機内でも配られますが、オンライン報告を行った僕の場合は現地空港についても結局使うことはありませんでした。どうやらこのハードコピーの報告書は言われたら出すもの、という位置づけのようです。
これらの準備内容は、航空券を取得後、航空会社からの案内でも通知されますので詳しくはそちらをご覧ください。
搭乗から現地到着まで
空港でのチェックイン時にはPCR検査の陰性証明書の確認がありましたが、それ以外は通常の手続きと変わりません。ただ、あれだけ人のいない成田空港には驚きましたが、、、
また、ベトナムへの渡航においては防護服を着るよう求められています。これは服のみならず、手袋や足も含めてです。どうやらベトナムでは空港からホテルまでの移動中は防護服を着るよう法令で定められているとのことです。
ただし、少なくとも機内ではその必要はありませんのでマスクのみで問題ありません。もちろん、着たい方は着てくださいね。僕が2020年10月に渡航した際は、機内の座席の4割程度しか乗客がいませんでした。お子さんを連れたご家族の方も多く見受けられました。
現地到着後
到着後はまず入国審査(イミグレ)の前に保健省の方の書類チェックがあります。まずはPCR検査の陰性証明書の確認です。その後、パスポート及びビザの確認、入国許可証(Entry Approval Letter)の確認があり、無事入国できます。
顔認証の時はマスクをとりましょうね。
この際、パスポートは一時的に没収されます。慌てないようにしてください。これはホテル側で保管し隔離期間が終了したのち戻ってきますのでしばしの別れです。
その後預けた荷物を受け取ったら、迎えの車が来るまで(え?)待機です。僕の場合は1時間ほど待機したかな。
要するに、預けた荷物を受け取った後、いつものように税関を通って到着ロビーに出る、といったことはありません。
ここでは、迎えの車を待つわけですが、これが意外と長かったです。車は順次到着し、本来スタッフ専用で使われている出口を通り、外に待機中の車まで誘導されます。
ここではベトナム側の担当者が紙に書いてある名前を見せながら(よく到着ロビーで人を待っているタクシー運転手のようなイメージ)順番に呼ばれますので根気よく待ちましょう。
さて、先ほども触れましたがベトナム到着後ホテルまでの移動中は防護服の着用が義務となっています。僕の場合はAmazonで購入した防護服一式を持ってきていましたが、どうやらその場で配られてもいるようでした。
担当者に呼ばれた後、無料の防護服をもらいその場で防護服を着てから皆さん外にでて車まで移動していましたね。さらに、その無料の防護服が切れた後は、特に防護服もなくマスクのみの状態で車に乗っている人もいたので、前述のルールはそこまで厳格に適用されていないみたいですね。忘れたからと言ってそのままUターンで日本に帰されることはないと思いますよ。
僕の場合はAmazonで4,000円程度するちゃんとした防護服を購入しており、ちょっと悔しかったのでちゃんと来ました。めちゃめちゃ浮いてましたが、、、w(浮きたくない方は全身青い防護服であれば浮きません。無料配布の防護服と同じ色だからですw)
ホテル到着後
ホテルに到着後、先ほど着た防護服の上から消毒を行った後、その場で脱ぎ廃棄します。さらに裏口を通り部屋まで行きます。通常のチェックインは行わないので部屋まで直行です。書類審査などもありません。
さて、部屋に付いたら荷物をほどきましょう。快適な隔離生活の第一歩です!
ここからは僕の滞在したホテルの場合に限った話ですが、
まず各階には一応24時間体制でエレベータホールにスタッフが待機しています。(待機?監視?)
私の場合はタバコを吸うのですが、このエレベータホールが喫煙スペースとなっていたため、少なくとも部屋からエレベータホールまでの移動の自由は確保されましたw
食事については1日3回配膳されます。美味しいですが、飽きてしまうかもしれないので食料は持ってくることをお勧めします。ルームサービスもできますよ!
あとYoutubeで筋トレ動画を見て運動しましょう!
ただし、例えば現地の社員に食料などを手配してもらうことはできません。差し入れ禁止でした。
一方で、僕の場合ホテルの無料Wifi回線が弱く仕事にならなかったので(最近ではTeamsやZoomで仕事しますよね。まぁ声だけなら平気ですがデスクトップを共有したりするとちょっとダメでしたね)、Wifiルータを現地社員にお願いしたら、その日のうちにホテルまで届けてくれて、ホテル側もスムーズに部屋まで届けてくれました。ありがたや。
また、一日2回程度の体温検査やPCR検査もあります。
いかがでしたか?少しはこの状況でのベトナム渡航について少しは参考になりましたか?
もし疑問点ありましたらわかる範囲でお答えしますので遠慮なくどうぞ。
とびすけ